就職活動で第一志望の「聖地巡礼」に行ったおかげで窮地を脱した。

就職活動で第一志望の「聖地巡礼」に行ったおかげで窮地を脱した。

今や聖地巡礼と言えば、アニメの舞台来訪を指す言葉になっている気がしますが、今回私が述べる聖地巡礼とは、第一志望の企業の聖地、例えば一号店の跡地や創始者の生まれ故郷を訪ねるという意味合いです。

企業研究の一環として、本店や支店に行かれる方も多いかと思います。

就職活動で聖地へ

私は就職活動をしていたときに、そこからもう一歩足を延ばして、他の就活生があまり行かなそうな創業の地まで赴いたことがありました。このおかげで、面接の窮地を乗り切ったことがあります。

その企業の一次面接は、就活生六人でのグループ面接でした。このとき一緒に面接を受けた学生の一人が、海外渡航経験があり語学力が優秀な、いかにも仕事ができそうなオーラを持った人でした。

自信をもって海外での経験を語るその姿に、私だけでなく他の就活生も気後れしてしまっている感じでした。面接官もちょっとハードルを下げて別の質問をしてくれればいいのに、あろうことか「(私)さんが印象に残った旅行はありますか?」と、その学生から出た話題をそのまま私への質問に繋げてきたのです。その学生と私を比較しようという露骨な意図がひしひしと感じられます。

そして残念なことに、私は海外旅行の経験も、自慢できる語学力も持ち合わせていませんでした。そのときに私は「海外旅行に行ったことはないのですが」と前置きしたうえで、「企業研究の一環として、御社の一号店の跡地に行ったことがあります」と、企業研究をしっかり行っていること、この企業に就職したいという意欲が強いことをアピールしたのです。面接時間も少なかったため、私が自己PRできたことと言えば本当にそれくらいでしたが、結果としては二次面接に進むことができました。

海外渡航経験のあるあの就活生が長い期間をかけて培ってきた語学力と、私の気まぐれで行った企業の聖地巡礼が、同じくらいの効果があったと言い切るのは言い過ぎかもしれません。ですが、あのとき企業の聖地巡礼に行っていなければ、私は二次面接の場に立てていなかったと思います。

コーポレートサイトを確認したり、新聞やニュースなどの報道で情報を集めることも大切なのですが、こうして実際に足を運び、汗をかいて集めた情報は、面接官にとっても好ましく映ります。ネットで多くの情報が集まる今の時代だからこそ、実際に足を運んで自分の目で見ることとなる企業の聖地巡礼は、企業研究の一つとして非常に有効なので、是非参考にしてください。